男性誌の広告欄で、必ずといっていいほど見かけるのが包茎という文字です。
男性ならではの悩みなので、女性にはピンときませんが、意外と多くの男性が仮性包茎あるいは、真性包茎の問題で悩んでいるようです。
男性の性器を、医学的には陰茎といいますが、陰茎はその表面を包皮という皮膚で包まれた状態になっています。
包皮は、陰茎の内部組織とは密着していないので、手で、前後に自由に移動させることができます。
赤ん坊の頃は、陰茎が包皮にすっぽり包まれているのが普通で、3歳くらいまでに自然に変化が生じます。
陰茎の先の包皮をつまんで根元に寄せると、その下に隠れていた先端の亀頭と呼ばれる部分が顔を出します。
3歳ぐらいまでに9割の子は、これができるようになっています。
この状態を仮性包茎といいます。
そして、17、18歳くらいになる頃には、完全にめくれた状態になります。
ここでむくことができない場合、真性包茎と判断されます。
仮性包茎については、炎症などを起こさない限り、とくに心配することはないようです。
真性包茎で一番困るのは、性行為に関わってくることです。
多くの場合、動きにつれて引っ張られることで痛みを伴い、摩擦によって包皮に傷がつくことさえあります。
大変デリケートな問題なので、真性包茎の男性は、知れず悩みを抱えることになります。
無理にはがそうとすると、出血して炎症を起こす可能性があるので、専門の病院で相談することが大事です。